続けることの難しさ

なにか新しいことを始めようとしても、いつも続かない。

続ける気がないわけではない。自然と続かなくなってしまうのだ。それは興味を失ったり、ほかのことに夢中になったりするせいだけど、もっと根本的なところに原因があるような気がする。

職業柄、種々様々な文章を書く。好きなように思いのまま書いたものから、形式張ったお堅いものまで。いずれにせよ、書くことに苦痛を感じたことはない。書いた文章を読んでもらえることに喜びすら覚えていた。

むしろ、文章を読むほうがつらく思える時期があった。仕事として読まなければならない文章の大半が無駄に思えた。さらには職業病なのか、あらゆる場面で目に入る文章の誤字や脱字、誤った言葉の遣い方が気になった。いちいち指摘はしないけれど、どうにも気にしてしまう自分が嫌になる。その一方、秀逸なコピーやデザインもよく目につくから帳消しとしよう。

 

仕事として短いエッセイ的な文章をおよそ毎週書き続けた時期があった。三年ほど続いたから驚きだ。「仕事として」と述べたが、別にやってもやらなくてもよかったことである。けれど、毎週書くというタスクは自ら課したノルマであった。続けられたことは多少ばかり誇れることだし、今になって振り返ってみるとノルマだったからこそ続けられたのではないかということに思い当たる。

絶対に毎日続けなければならない!という過度な強要は心身ともに負担になるだけだ。しかし、気まぐれでやっていこうというスタンスでは、まあたいてい続かない。決めた頻度で継続するという自己ノルマを設けなければ、自分はやらないタイプだなと最近つくづく思うのであった。(去年書いた一本目のブログの内容とまるで違うなあ)

 

このごろは文章を書く機会が減ったから、書きたい欲は増している。可能な限り更新頻度を上げて続けてみよう。

 

最後に美味しい餃子を添えて。

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